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間違いの無い文章にしよう
情報の間違いや言葉の間違いがあると、あなたの評価は簡単に落ちてしまいます。間違いの無い文章にしましょう。
データの誤りをチェックしよう
ホームページにおける内容の誤りは、あなたの評価を簡単に落としてしまう「要注意事項」です。
たとえば、ユーザーがあなたのホームページを読んでいるうちに、データの間違いに気付いたらどう思うでしょうか? おそらく自分の気付かない部分にも間違いが多くあるに違いないと感じるはずです。情報ソースとして信用できないものに用はありません、ユーザーは即座に立ち去ってしまうことでしょう。
また、ホームページを見て「この寸法なら邪魔にならない」と思って購入を決意した商品が、届いてみたら実はずっと大きなサイズだったら、ユーザーはどう思うでしょうか? ユーザーは、ウソをついた相手のことなど二度と信用しないでしょう。他の人にそれを伝え、悪評が広がるかもしれません。
ユーザーが求めているのは、何よりも「正しい情報」です。金額・個数・寸法・日付・時間などの数値、紹介している団体名・個人名などの名称など、文中で使用しているデータには間違いが無いようにしましょう。
言葉の間違いを無くそう
ユーザーがあなたのホームページを訪れたとき、いい加減で幼稚な感じのするホームページだったらどう思うでしょうか? あなた自身がいい加減で幼稚な、信用できない相手に違いないと思われてしまうはずです。
文章において、最もいい加減さ・幼稚さが出る部分は、言葉の間違いです。十分にチェックさえすれば必ず解消できるミスだけに「直す気が無い」「直すだけの能力が無い」と思われてしまいます。次の点に注意して、言葉に誤りが無いように校正しましょう。
- 脱字・ダブリを無くす
- ワープロやパソコンは文章の書き直しが簡単にできて便利ですが、「消しすぎ」「消し忘れ」から脱字・ダブリが多く生じます。ゆっくり読んでチェックすれば必ず見つけられるミスなので、急がず慎重に校正しましょう。私の場合は、声に出して読む、スクリーンリーダーに読ませる、などの対策をしています。ちなみに、Microsoft Wordには、そのような「不具合箇所」を強調表示してくれる機能があります。
- 誤字・誤表記を無くす
- ワープロやパソコンで文章を書く場合、誤字や誤表記も多く発生します。漢字変換機能に頼るあまり、言葉の意味をきちんとチェックしないクセがついてしまっているからです。見つけるのが難しい場合もありますが、不安な言葉が見つかり次第、辞書などを使って正しい言葉に直しましょう。「文章・用字用語ハンドブック」(テクニカルコミュニケーション研究会編・日経BP出版センター)には、間違えやすい同音異義語の一覧が掲載されていますので参考にしてみましょう。
- 言葉の誤用を無くす
- 「合いの手を入れる」という慣用句を「合いの手を打つ」と間違えて書くような言葉の誤用があると、書き手の知的レベルが疑われます。なかなか気付きにくいものですが、ジャストシステムの日本語IME「ATOK」では、入力中に間違いを知らせてくれますので活用してみましょう。また、「朝日新聞の用語の手引」にも誤りやすい慣用句・表現の一覧が掲載されているので参考にしてください。
機種依存文字/半角カナを無くそう
機種依存文字/半角カナは、文字化けや異常表示などの原因となる「気をつけて使う必要のある文字」です。もし、文章に文字化けや異常表示箇所があると、ユーザーから見れば誤字・脱字と同じことです。文章にいい加減さを感じさせる大きな原因になります。(株)などの括弧付き文字や、丸付き文字、ローマ数字、単位記号などの多くは機種依存文字になります。気を付けて他の文字に置き換えるほか、他のパソコン環境でも必ず表示チェックをするようにしましょう。また、当サイトで提供している、「難読漢字/機種依存文字チェッカー」(ツールページで提供)を使えば、簡単にチェックできますのでお試し下さい。